ウェディングブーケを手作り! 作り方を細かい手順別に徹底解説!!
結婚式で花嫁が持つウェディングブーケは、花嫁を一層美しく輝かせます。
人気なのは結婚式場のフローリストと打合せをしてオーダーメイドのブーケを作ることですが
格安の手作りキットで生花のかわりにプリザーブドフラワーやドライフラワーを利用すると、コストダウンが可能。
そこで今回は、手作りブーケの作り方をご紹介いたします。
1.手配時期や方法
手配時期
ウェディングブーケは花嫁のイメージはもちろんのこと、ドレスとの色とバランスが大切。
そのため、 ブーケの手配はドレスの手配の目処がついたころから始まる ことが多いようです。
ドレスが決まる時期は結婚式2、3ヶ月前といわれていますが、丁度そのころは結婚式準備全体が本格的になる時期でもあります。
手配方法
結婚式で使ったブーケについてアンケート調査を行なったところ、次のようになりました。
Q.ウェディングブーケはどのように手配しましたか?
1位:結婚式場でオーダーメイド 78%
2位:手作り(友人や母の手作り含む)17%
3位:既製品を購入 5%
センスと技術が必要といわれているブーケ作り。
自分にぴったりのこだわりのブーケにしたいけれど、多忙な時期にはやはりプロに任せてしまった方が安心!と少々高くてもオーダーメイドにした花嫁が8割近くなるのは納得ですね。
一方、家族や知人に作ってもらう花嫁は2割弱となりました。一生に一度のウェディングブーケを大切な人に作ってもらうのは、より特別な思いで当日を迎えることが出来そうですね。
既製品を購入する方は、ごく少数にとどまりました。
2.手作りした理由
では、あえてブーケを手作りした花嫁は、どのような理由からその方法を選んだのでしょうか?
次の3つのタイプに分けられるようです。
お金を節約したい
こだわりたいけれど、節約はしたい、というのが花嫁花婿の切実な思いでしょう。
生花の場合、どんなに業者と打ち合わせをしていても、当日の実際の花の状態によっては、予定と違う仕上がりになる場合もあります。
納得のいくブーケをリーズナブルに済ませるためには、やはり自作のブーケが一番でしょう。
自分が手作りしたり、身内・知人に頼むことで、その分の費用を節約することができます。
ただし、手作りの場合は、生花の種類(ex.ゆり、バラ、ガーベラ…)によっても、材質によっても扱いの難易度がかなり変わるので注意が必要です。
材質による扱いの難易度は、
生花>プリザーブド>ドライフラワー>造花
となり、特に生花を扱う場合は、製作者が生花によるブーケ作りにかなり慣れていることが条件です。
一生モノでこだわりたい
結婚式は一生に一度の思い出。
せっかくですから、ブーケ作りもとことんこだわって、忘れられない思い出になると素敵です。
花嫁が花婿とふたりで一緒に作ったブーケなどは、そのブーケの作成秘話を披露宴会場でゲストに披露されることで、なおさら会場全員の印象に残ることでしょう。
また、花嫁自身がブーケ作成の技術に長けている場合は、ぜひその特技を自分のウェディングブーケに活かしてしまいましょう。
自分だけのオンリーワンのブーケをまさに結婚式当日の主役である自分自身の手で作り上げることができれば、充実感と達成感に満たされるに違いありません。
友人や知人が作るから
自分の今までの成長を温かく見守って励ましてくださった方々に、花嫁である自分が晴れの日に携えるブーケを作成していただけることは、とても幸せですね。
製作者からの自分への思いを感じるとともに、自らの結婚への決意もきっと強まることでしょう。
3.手作り方法
ステップ1:形を決める
ブーケにはいろいろな形があり、それぞれに特徴があります。 花嫁のイメージや、実際に身に付けるドレスの形とあわせて、ブーケの形を決めます。
一般的には、ドレスの形と合うブーケの形は次の組み合わせが多いようです。
ベーシックなドレス:Aラインやプリンセスライン
→ キャスケードブーケ/オーバルブーケ/ラウンドブーケ
可憐なドレス:ベルライン/ミニ丈ドレス
→ ラウンドブーケ/ナチュラルブーケ/ボールブーケ
スタイリッシュなドレス:マーメイドライン/ミニ丈ドレス
→ クラッチブーケ/ナチュラルブーケ
ただし、必ずしもこの組み合わせにこだわる必要はありません。
花嫁の体型やドレスの色や長さなど、全体のイメージやバランス、花嫁自身の希望などから総合的に判断してブーケの形を決めることをおすすめします。
ステップ2:素材を決める
ブーケといえば、やっぱり生花!というイメージが強い花嫁も多いことでしょう。
けれども、生花を使ったブーケを手作りすることは、実はかなり技術が必要です。
それは、生花がもともと「生もの」であるため、せいぜい持つのが数時間。
【チェック】生花の扱いについて
・直前に仕入れて、冷蔵庫などで保管すること
・短時間で作らないと、花がしおれること
・傷ついたり、折れたりしやすいこと
など、扱いに細心の注意を払ったうえ、手早く作成する必要があるためです。 また当日の運搬にも大変気を遣います。
手作りにこだわるならば、素材による違いを理解したうえで、計画をたてることをおすすめします。
生花
生花は瑞々しさ美しさも花の持つ香りも楽しめますが、扱いの難しさから、ブーケ作りに慣れている人(できれば花嫁以外)に制作を依頼しましょう。
前もってブーケの準備をするのは難しく、当日(あるいは前日)の準備のみが可能です。
プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーは瑞々しさが長持ちし、結婚式の記念として保存が可能です。
プリザーブドフラワーは壊れやすく、ある程度花の扱いに慣れている人(花嫁を含む)がおすすめですが、詳しい解説書があれば初めての人でも手作りブーケが可能です。
ドライフラワー
アンティークのような風合いが素敵なドライフラワー。作り方もただ吊り下げるだけでOKのお手軽さです。
結婚式の後も、お家のディスプレイとして使用可能です。
造花
いわゆる「造花」ですが、上質な花材を使うと一見生花と見分けがつかないほど美しいものもあります。
また、簡単には壊れたりせず、花がしおれる心配もないので、修正ができ、ブーケ作りが初めての人(花嫁を含む)にとって一番おすすめの素材です。
ステップ3:ブーケ作りに必要な材料
ブーケを作るには、材料をそろえておきましょう。
フローラルテープ
粘着性のテープで、ワイヤーを束ねたり隠すときに使います。通常はライトグリーン、モスグリーンなどのグリーン系のテープを使用します。
地巻きワイヤー
ワイヤーをかけることで、花首や葉の角度を自由に調節することができます。
「裸ワイヤー(銀色)」とグリーン、ブラウン、ホワイトなどのテープで巻かれた「地巻きワイヤー」があります。
太さにも種類があるので、花材に応じて選びます。
アレンジメント用ハサミ
ワイヤーも切ることができるフラワーアレンジメント用のハサミを用意しましょう。工具のペンチでも代用できます。
リボン
ブーケの持ち手を巻きます。手芸店などでも購入することができます。ブーケのカラーにあわせて、アクセントとしても使えます。
ブーケスタンド
ブーケを飾っておくためのスタンドです。 キャスケードブーケの場合はスタンドのパイプの長さを確認してから購入しましょう。
ステップ4:作り方(方法)
生花であれば、方法には次の3通りがあります。 特に結婚式後にブーケを加工できるかどうかがポイントになりそうです。
ホルダーブーケ
マイク型土台の給水スポンジを中心に、花や葉をさして全体をアレンジする方法です。
水の分が多少重くなりますが、花は痛まないため、結婚式後のブーケの加工が可能です。
ナチュラルステム
一般的な花束スタイルです。途中で保水が必要になりますが、ナチュラル感があります。
結婚式後のブーケの加工が可能です。
ワイヤリングブーケ
花材にワイヤー処理を施します。 給水をしないので軽いのが特徴ですが、30分くらいしか持たず、またワイヤーを通すため花が痛むのが欠点です。
生花の場合
生花の場合は、扱いに慣れた人でないと少し難しいかもしれません。 結婚式後の加工は難しそうです。
プリザーブドやドライ、造花の場合
プリザーブドフラワーやドライフラワー、造花の場合は、花や葉がしおれる心配がありません。
基本的にはワイヤリングによって成形されるようです。 結婚式後もそのままの状態で保存が可能です。
ステップ5:作り方(手順)
ホルダーブーケやナチュラルステムは、比較的簡単にアレンジが可能です。一方、ワイヤリングブーケは少々手間と技術が必要になります。
そこで、次にワイヤリングブーケの基本的な手順をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
1.下準備について
1.花材を切り分ける:
花は1輪ずつ、葉は1枝ずつ(アイビーなどで大きい葉は1枚ずつ)切り分けます。
2.花にワイヤーをかける:
花をしっかりささえることができる太さワイヤーで茎を巻きます。
3.葉にワイヤーを通す:
葉にワイヤーを通します。
4.花材にテープを巻く:
フローラルテープで、ワイヤーを隠すように茎の下まで巻きます。
2.形を整える(形づくり)
5.花材を束ねる:
中心となる花に葉を添え、その周りにさらに残りの花を重ねていきます。
6.持ち手をまとめる:
フローラルテープで花材をまとめた中心から茎の下にむけてぐるっと巻いていき、手に持つ長さで切りそろえます。
7.リボンをまく:
持ち手にリボンをまきます。リボンの種類や太さによっては、印象が大きく変わるので、いろいろと工夫してみましょう。
ステップ6:形を決める
■ラウンドブーケとは
似合うウェディングドレス:基本的にはどのドレスでも
よく使われる花:バラ、ガーベラなど
比較的小さめの花を丸い形にまとめたブーケで、花の種類でフォーマルにもカジュアルにもなり、どんなウェディングドレスにも似合います。
☆作り方のポイント
初心者におすすめのブーケの形です。できるかぎり大きめの花材を選ぶことが、見栄えをよくするポイントです。
バラならば、大ぶりの種類を5から7個あしらい、グリーンをあわせましょう。
■ナチュラルブーケとは
似合うウェディングドレス:プリンセスライン、ひざ丈ミニドレス
よく使われる花:ミニバラなど
野の花を束ねただけのような、かわいらしいシンプルなブーケです。 ガーデンウェディングやカジュアルなパーティや、二次会におすすめです。
☆作り方のポイント 初心者にオススメのブーケの形です。シンプルで、本当に野の花を摘んできたイメージのブーケです。
グリーンを多めにすると、よりナチュラル感を演出できます。
■クラッチブーケとは
似合うウェディングドレス:マーメードライン/細身のドレス
よく使われる花:カラー、チューリップなど
クラッチは英語で「ぎゅっとつかむ」という意味です。片手で持てる大きさで切り口を揃えるだけにしたナチュラルなブーケです。
自然な雰囲気なのでガーデンウェディングやカジュアルなパーティに映えます。
マーメードラインや細身の個性派ドレスとの相性がよいブーケで、花の種類によっては優雅さも演出することができます。
☆作り方のポイント
初心者にもオススメのブーケの形です。しっかり束ねて、型がくずれないようにしましょう。
■キャスケードブーケとは
似合うウェディングドレス:プリンセスライン/Aラインのドレス
よく使われる花:カサブランカ、バラ
キャスケードとは英語で「小さな滝」を意味します。 文字どおり滝の流れのような華麗な美しさで、花嫁ブーケの定番の形です。
上半身は身体に沿ったデザインで下半身にはボリュームがあるドレスに似合います。 ブーケの長さが特徴であるため、比較的身長の高い花嫁におすすめです。
☆作り方のポイント
流れるイメージなので、定番のカサブランカにバラをあわせるとゴージャスなイメージになります。
十文字のラインがポイントですが、縦長のラインは、花嫁の身長との割合で調整します。 長さを出すにはアイビーなどのグリーンを使用します。
初心者の場合は、ブーケキットを利用するとよいでしょう。
■ボールブーケとは
似合うウェディングドレス:プリンセスライン、ベルライン、和装
よく使われる花:ミニバラ、ピンポンマムなど
球状のブーケです。ブーケをつり下げている紐に指をかけて持ちます。
ドレスではミニバラを中心に、和装ではピンポンマムなどの丸い形の和花に組紐や房飾りをつけて、手まりのようになります。
☆作り方のポイント
小振りな花が向いています。組紐や房飾りの色や長さを工夫してみましょう。
初心者の場合は、ブーケキットを利用するとよいでしょう。
ウェディングドレスの相棒であるブーケ選びは後悔のないようにしたいもの!
自分で作るのも、業者や式場に依頼するのも、納得いくようにきちっとイメージを持っていくのが重要ですね。
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